工場に社食を導入するべきか、検討している企業も多いでしょう。しかし、工場に社食がなぜ必要なのか、従業員は本当に喜んでくれるのか、お互いの導入メリットはよくわからないという方もいるはず。
そこでこの記事では、工場になぜ社食が必要なのか、導入メリットについて詳しくご紹介していきます。
社食の形態やおすすめの置き型社食についてもまとめているので、工場の人事担当者や経営者はぜひご参考ください。
工場になぜ社食が必要なのか
日本経済を大きく発展させてきた製造業。その事業所となる工場では、社食を導入している企業がほとんどです。
工場になぜ社食が必要なのか、これから詳しく解説していきます。
郊外に多く飲食店やコンビニが遠い
工場を新設する際は都市計画法や工場立地法など多くの法規制を受けるため、住宅地から離れた郊外に建設することになります。工業団地が市の境や山側など人の密集しない地域に建っている様子を見れば、想像がつきやすいのではないでしょうか。
社食がなぜ必要かというと、そういった背景からコンビニや飲食店も工場から遠く、利用しづらいからです。
マイカー通勤の従業員ならまだしも、駅からの送迎バスを利用している従業員になると、休憩時間内の飲食店やコンビニ利用は絶望的となります。
体力を使う職場なので栄養バランスへの配慮が必要
物流倉庫や金属部品製造など業種や部門によっては、空調を設置することが難しい工場もあります。夏は暑く、冬は寒い過酷な環境で働くとなると、体力の消耗は著しいものです。
社食がなぜ必要かというと、そういった体力を使って働く従業員には栄養バランスの配慮が必要となるからです。
消耗したエネルギーに見合った栄養のある昼食でないと、ダイエットしているわけでもないのに痩せてしまったり、病気を引き起こしたりしてしまいます。
夜勤は食堂が空いていない
工場に社員食堂はあるけれど、夜勤対応はしていないという企業も多いものです。この場合、同じ会社の社員でありながら日勤と夜勤で社員食堂が利用できるか、そうでないかが分かれてしまいます。
社食を導入するなら、すべての従業員が利用できるかたちがベスト。そのような社食がなぜ必要かというと、勤務形態で利用が限られる福利厚生は不満のきっかけになってしまうからです。お昼は社員食堂、夜は別システムの社食を導入している企業もたくさんあります。
工場に社食を導入するメリット
工場に社食を導入するとたくさんの恩恵が得られます。
そのなかでも、代表的な導入メリットを3つご紹介していきましょう。
休憩時間を有効活用できる
工場に社食を導入するメリットは、「休憩時間を有効活用できる」ことです。工場に社食があれば、昼食の準備や買い出しに時間を割く必要がなくなります。
朝早く起きてお弁当をつくったり、コンビニへ移動したりする時間をカットできるわけです。
その分の空き時間を使い、労働で疲れた体をゆっくりと休ませることが可能になります。家族に電話をしたり、読書したりと自由時間の確保にもつながるでしょう。
また、社食スペースに従業員が集まることで社内のコミュニケーションの場になることも期待できます。
従業員の働く意欲が上がる、離職率が下がる
工場への社食導入メリットには、「従業員の意欲向上や離職率低下」もあります。
従業員がお給料やボーナス以外に、企業としての魅力を感じるのは福利厚生の充実です。すべての従業員が利用できる社食であれば、満足度も高まりやすいでしょう。
また、社食が美味しいと、出社へのモチベーションも高まり、離職率低下を防ぐひとつの対策にもなるでしょう。
栄養バランスをサポート
経済産業省の提唱する健康経営の背景には、ガンや脳卒中といった生活習慣病などにかかる従業員の増加を改善したいという切実な問題もあります。さらには、病気の罹患で健康保険組合の医療費負担が大きくなってきていることも理由のひとつです。
工場に社食があれば、管理栄養士によるメニューづくりで栄養バランスをサポートできるため、偏った食生活の改善につながります。
従業員の健康を守るとともに、傷病での離脱などを防ぐ手立てにもなるでしょう。
福利厚生の食事補助で企業と従業員で様々なメリットがある
工場への社食導入メリットは、「時間の有効活用」「従業員の意欲向上」「栄養バランスのサポート」だけにとどまりません。社食での食事補助は、従業員への経済的なサポートにもなり得ます。
企業で働く従業員にとって、昼食代は自分で用意しなければならない不可欠な出費です。とくに、近隣で安く昼食を調達できるコンビニや飲食店の少ない工場勤務者にとっては、金銭的な負担になる割合も高く、転職の引き金になりやすいでしょう。
食事補助は不可欠な出費の引き下げに役立ち、従業員による満足度も向上させることができます。また条件つきであるものの経費計上できたり、健康経営をアピールできたりもするため、企業側のメリットとしては計り知れない可能性を秘めています。
工場によくある社食の形態
ここからは、工場によくある社食の形態を詳しくお伝えしていきます。導入するなら、どのような供食形態が自社に適しているのか、ぜひチェックしてみてください。
定食メニューの提供
工場によくある社食の形態は、定食メニューでの提供です。一般的な食堂をイメージされるとよいでしょう。主食・主菜・汁物・副菜などをセットで提供します。
管理栄養士が作成するメニューは週単位もしくは月ごとに決まっており、数種類の定食から従業員が好きなメニューを選ぶシステムです。
企業によっては、その他に選べる小鉢やデザートなどが単品で用意されており、個々の食欲や状況に合わせて追加できるようにもなっています。人件費などの運用コストがかかりますが、工場内に厨房と飲食スペースを確保できる企業におすすめです。
ビュッフェ形式の提供
職場のランチタイムへの興味が高まってきたことから、おしゃれなカフェにあるようなビュッフェ形式での社食を取り入れる工場も多くなってきました。主食や主菜、汁物、デザートなどを従業員が自由に組み合わせることができる形式です。
ビュッフェ形式も定食メニューの提供と同じで、運用コストがかかります。食べ物の好みや量を調節しやすいため、従業員数の多い企業、または従業員の年齢が幅広い企業におすすめです。
また、完全ではないにしろ、個々でのアレルギー対応も可能になるため、定食やお弁当だとメニューによって利用できない従業員へも寄り添えます。
配送型のお弁当
企業の従業員規模が数名からでも気兼ねなく導入できるのが、配送型のお弁当です。指定した時間までに必要個数を工場まで配達してもらえます。メニューは個々で好きなものを選べるケース、一括で揃えるケースなど、契約業者によってさまざまです。
ランニングコストは不要であることが多く、運用にかかる負担が少なくて済む提供スタイルです。平日は社員食堂で定食メニューの提供、土曜日は出勤する従業員のみ配送型のお弁当を提供するなど、組み合わせて利用している企業もあります。
置き型のお弁当
夜勤も含め、さまざまな勤務形態の従業員がいる企業におすすめなのが置き型の社食です。常備型社食、設置型社食とも呼ばれています。工場内に専用の冷蔵庫を設置して、なかに入っている総菜やお弁当などを電子レンジで温めて食べる形式です。
人件費が不要なため、休憩時間を限定せず、個々のスケジュールに合わせて利用することができます。メニューは一品100円台からとリーズナブルな傾向にあるため、パートやアルバイトなど短時間勤務の従業員も使いやすいスタイルの社食です。
置き型の社食がおすすめな理由
工場によくある社食の形態のなかから、とくにおすすめするのが「置き型の社食(常備型社食)」です。どのような点が工場にとっておすすめなのか、他の供食形態と比較しながらお伝えしていきましょう。
導入コストが低い
置き型の社食が工場におすすめな理由は、「導入コストの低さ」です。
工場に社食を取り入れたいけれど、コスト増が気になる企業も多いでしょう。
他の供食形態と導入にかかるコストを比較した表が以下になります。
| 供食形態 | 導入コスト |
|---|---|
| 定食メニュー | 設備管理費人件費など高額 |
| ビュッフェ形式 | |
| 配送型のお弁当 | ほとんどなし |
| 置き型のお弁当 | 管理費など一部負担のみ |
定食メニューやビュッフェ形式での提供は、厨房付きの食堂が必要になったり、人件費がかかったり、使用する食器なども含めて高額な導入費用が必須となります。
配送型のお弁当は導入コストがほとんどかからないところが魅力です。置き型のお弁当は冷蔵庫(冷凍庫)やレンジの設置が必要なため、管理費など一部のみコストがかかります。
しかし、それほど高くはない費用であるため、これから社食を導入したい企業にぴったりです。
休憩スペースが食堂代わりになる
置き型の社食が工場におすすめな理由は、「休憩スペースが食堂代わりになる」ことです。社員食堂を福利厚生として取り入れたいと思っても、スペース的に設置できない、機械や動線などの関係でレイアウト変更が難しい工場も多いでしょう。
置き型の社食なら専用の冷蔵庫と電子レンジを設置するだけだから、既存の休憩スペースを食堂として利用可能です。社員食堂の新設工事費に頭を悩ますことなく、社食の導入が可能です。
夜勤にも対応
日勤・夜勤のシフトによって社食が利用できるできないが区切られてしまうと、従業員が不満を抱くきっかけになってしまいます。また、社食を新規導入する際に夜勤者から反発を招きやすくもなるでしょう。
置き型の社食は専用冷蔵庫で管理するため、夜勤の従業員でも好きなときに使えます。勤務スケジュールに関わらず分け隔てなく利用できる置き型のお弁当なら、工場に勤めるすべての従業員に喜んでもらえるでしょう。
【筋肉食堂Office】常備型社食がおすすめ
工場への常備型社食(置き型)の導入なら「筋肉食堂Office」がおすすめです。単品メニュー150円～、お弁当350円～のお手頃価格で提供しています。今なら毎月10社限定の無料試食キャンペーンを開催しておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
レストランクオリティの圧倒的な美味しさ
常備型社食の筋肉食堂Officeは、レストランクオリティの圧倒的な美味しさが魅力です。六本木・渋谷・銀座にある人気グリルダイニング「筋肉食堂」のプロの料理人がこだわって調理したプレミアムメニューを社食として味わえます。
豊富なメニュー
筋肉食堂専属の管理栄養士が監修したメニューが100種類を超えていることも、筋肉食堂Officeの強みです。さらに、高たんぱく・低カロリーでPFCバランス抜群だから、健康増進やボディメイクに興味のある社員の満足度も高まります。
冷凍だから夜勤にも対応
筋肉食堂Officeの常備型社食は冷凍庫で管理します。食べるときは、お弁当を電子レンジで温めるだけと簡単！人件費不要で営業時間も限定しないため、夜勤の休憩時間、夜勤明けの食事にもしっかりと対応できて便利です。
まとめ
工場に社食がなぜ必要か。それは、従業員の健康や暮らしを福利厚生としてサポートできるからです。経費計上による節税、健康経営への参加など企業側の導入メリットもたくさんあります。この記事を参考に、社食導入を進めていきましょう。
置き型タイプの社食を検討しているなら、アスリートのサポート事業も展開している筋肉食堂Officeのお弁当がおすすめです。専用の冷凍庫は無料貸し出しできます。キャッシュレス決済にも対応していて利用しやすいので、ぜひ無料試食から始めてみてください。
